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朝日新聞記事「お水取りのひみつ・・・」でお灯明油が紹介されました

2007年02月26日

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 2月20日付け朝日新聞関西版夕刊「こころ」欄で、3月1日より奈良・東大寺二月堂で執り行われる伝統行事「お水取り」の記事が掲載されました。記事の主旨は、「火」の祭りであるお水取りで二月堂にこもる練行衆(僧たち)が、長年煩わされてきた灯明の油煙を、太田油脂の「お灯明油」が解消したというもの。以下、その本文を一部転載いたします。

「お水取りのひみつ 油煙と戦う練行衆」

 奈良・東大寺二月堂の修二会(お水取り)がもうすぐ本番を迎える。お堂の舞台で打ち振られるお松明の華々しさが有名だが、実は参籠する練行修(こもりの僧)にとって「火」は大事なものであると同時に、「難敵」である。火とどう向き合うか。そこにお水取りの秘密があった。(編集委員・小滝ちひろ)

  (前文略) それほど堂内に派手な色はなく、灯明の黒い油煙が幕のようになって空気中で揺らぐ。午後7時過ぎから翌日未明にかけて6?8時間続く夜の行を取材するため、許可を得て堂内に数時間いると、それだけで顔や鼻の穴をぬぐったタオルが真っ黒になるほどだ。
 一度も途絶えることなく続く行法の歴史は、そんな油煙の歴史でもある。二月堂をあずかる同寺の平岡昇修・上院院主は「若いころ、堂中央の須弥壇にこびりついた油とススを掃除しようとこそげ落としたら、数センチ厚の固まりがとれた。長年の間に積もり積もったものが固形化してしまうんです」と笑う。
 この油煙は、須弥壇の置かれた狭い内陣(南北約10メートル、東西約7メートル)にこもり、精いっぱいの声で声明(しょうみょう)を唱える練行衆にとってはなかなかにつらい。「のどが痛くなる」「鼻の中が真っ黒になる」「黒いたんが出る」-それも、本行が終わってなお数週間も続くという。衣の下に着る、白い和紙製の「紙衣(かみこ)」が数日で真っ黒になるのだから、それもうなずける。

 油煙が少しでも減ったら、どれだけ参籠が楽になることか-東大寺の僧たちがそう思っていた04年のこと、1本の電話が寺にかかってきた。
 「お寺で灯明油をお使いになることはありませんか」
 愛知県岡崎市の植物油メーカー、太田油脂(太田進造社長)からだった。「以前から宮内庁と伊勢神宮には灯明油をお納めしてきたのですが、お寺はなかった。お使いになる場面があればご寄進しようと思ったのです」と、太田健介専務は話す。
 その油、ススが少ない「優しい油」なのだという。油煙の苦難が少しでも和らぐならばと、昨年3月のお水取りで同社の油が試用されると、確かに油煙が減った。「去年は楽だった」と、参籠した僧の一人は言った。
 太田専務によれば「菜種をじっくり圧搾して抽出する油で、火をともした後に出るススが少ないのです。」という。1250年以上続く二月堂の修二会にはやはり、現代科学よりも伝統的な知恵がしっくりと似合うのだろうか。(後略)

●上記記事の全文は asahi.com http://www.asahi.com/kansai/kokoro/ をご覧ください。

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