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第62回式年遷宮新社殿の椿御灯明油奉献

戦後、日本が荒廃していた頃、宮中三殿での祭祀の際に使用する油の純度が低く、長く灯し続けることが出来ずにいたため、純度の高い油を求めておられていました。そこで、太田油脂をご紹介頂き、純度の高い油を奉納致しました。以来、ご依頼をいただき宮内庁御用達となっています。
そんな折、60年ほど前になりますが、伊勢神宮ともご縁を頂き、宮内庁へお納めしている油なら安心ということで、神宮へも普段の神事に使われる油を奉納するようになりました。

神宮では、遷宮の際には、煤の出ない「椿油」が使われ続けてきたが、前回の第61回の式年遷宮の際に、それまで椿油を納めておられた所が絶えてしまい、太田油脂にお声をかけて頂きました。清く澄んだ純度の高い油を搾るためには、昔ながらの方法に限ります。当社にはその機械があり、ありがたくお受けするとこになったのです。

神宮式年遷宮は20年ごとに、内宮・外宮の二つの正宮の正殿を造り替えて神様をお遷しします。その神事は夜の8時から行われ、道中は真っ暗な清闇(じょうあん)を松明を灯して移動しますが、神殿の中は、灯明を用いられます。新しい神殿を汚さないよう、煤の出ない椿油が使われるのです。神様より先に神殿に入るのが、この「椿油」ということです。私たちは、神様に照らされて生きておりますが、この光は神様を照らしす光だそうです。大変、誉れ高いお役目を頂き感謝しています。

2013年7月25日(木)10時より、神宮式年遷宮に奉納する椿油の「奉献搾り初め式」を執り行いました。20年に一度の式年遷宮には、伊豆諸島の椿の実から搾った特別な御灯明油を奉献します。
破砕機で椿の実を砕き、少し熱を加えて、玉締め機で油を搾ります。 静かに圧力をかけて自然に油を搾り出す昔ながらの一番搾り製法です。 こうすることで、油煙が少ない椿油を造り、奉納いたします。

  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    上地八幡宮大須賀宮司 祝詞奏上
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    舞の奉納
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    参列来賓・当社役員
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    太田社長玉串奉奠
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    鍋田工場長椿投入
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    太田会長玉締め機始動
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    太田社長搾油機始動
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献搾り初め式」
    搾油機と搾り出る様子

こうして搾られた椿油をさらに精製し、「恭奉浄油」として8kg缶を2缶奉納致します。
8月23日(金)9時より、椿御灯明油「奉献出発式」が執り行われ、神宮へは14時に到着予定です。
なお、灯明を灯す際に必要な芯「燈心」(火を灯す部分)も当社からお納めします。これは、い草の皮を剥いだ芯の部分を利用します。

また、当社は、「油かす」という肥料を伊勢神宮に奉納しております。
神宮では、神様にお供えする野菜を神宮内で栽培されていますが、そこに用いられる肥料に使って頂いております。神様にお供えするものですから、化学肥料は使えません。当社の「油かす」は一番圧搾した菜種油かすの手作り肥料のため、安心してご利用頂いているのです。

2013年10月の伊勢神宮式年遷宮で使用される灯火用の椿油「恭奉浄油」の奉献出発式を行いました。 1カ月かけて精製した特別な椿油16㎏を伊勢神宮へお届けします。

  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    参列者 来賓、役員・従業員
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    参列従業員後姿
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    舞の奉納
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    太田社長玉串奉奠
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    御灯明油授与
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    御灯明油搭乗
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    献納書
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    奉献車出発
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    奉献前 地元テレビ局の取材を受ける太田社長 
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    宇治橋前にて記念撮影
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    神宮司庁へ向け宇治橋を渡る一行
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    神宮司庁前の一行
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    神宮司庁内貴賓室にて奉献式 感謝状を賜る
  • 新社殿の椿御灯明油「奉献出発式」
    奉献後 新社殿前にて記念撮影

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